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庄子 幹雄氏

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インタビュー対談: 顧問 庄子幹雄氏×代表取締役社長 早川良太郎

 2022年1月、マサチューセッツ工科大学客員教授の庄子幹雄氏が当社顧問に就任しました。庄子顧問には、これまでの経験で培われた知見をもとに、ESGのSocial(社会)の観点から当社グループの事業展開等についてご助言をいただいています。この度、代表取締役社長の早川良太郎との対談形式で庄子顧問へインタビューを行い、当社との関わりについてお伺いしました。

マサチューセッツ工科大学客員教授 庄子幹雄(しょうじ みきお)氏
<プロフィール>
宮城県出身。1961年 鹿島建設株式会社に入社、副社長を経て2005年に退任。日本計算工学会 第2代会長、buildingSMART Japan会長、NPO法人「環境立国」理事長など。1996年からユタ大学名誉教授、2006年からマサチューセッツ工科大学客員教授。京都大学工学博士。

―今回、ストライダーズとして初めて顧問をお迎えしたわけですが、元々、早川社長と庄子顧問はどういったつながりがあったのでしょうか?

早川:私が当社に入社する以前の話になりますが、出会いは前職のオリックス株式会社にて、顧問と一社員という立場で関わりがあったときまでさかのぼります。もう今から10年以上前、2009年頃になりますが、庄子さん、そのときのことを覚えていますか?

庄子顧問:覚えています。最初に会ったときから波動が合うというか、なんとなく話していて、早川さんからは本心から出る礼儀正しさのようなものを感じました。また、フォーキャストというか、先を見る能力が高いという印象もありました。

早川:当時は新卒で入社して2年目、ちょうどリーマン・ショック直後で社内が混乱しているときでした。会社として、これから環境ビジネスを伸ばすというときで、私は法人営業からエコプロダクトチームに異動し、水関連のビジネスに取り組むことになり、そこで庄子顧問とお会いしました。

庄子顧問:私は鹿島の副社長を退任した後、2009年に顧問としてオリックスに関わるようになりました。当時、オリックスにおいては環境ビジネスを拡大させようという機運がありましたが、一方で「環境ビジネスは儲からない」という考え方もまだあり、そこをどうにかしたいという想いがありました。まさにそのような形で、私のそれまでの知見をオリックスで活かそうとしていたところ、早川さんが一担当者として現れ、一緒に水関連のビジネスを考えることとなりました。

早川:当時まだ社会人としての経験は浅く、支店など営業現場の同期は皆、IRRや利回りなど、金融でどれだけ儲けるのかということを多く考えていたように思います。そのようなときに、庄子顧問からは「金融+事業」、あるいは事業そのものをしっかりやっていくことの重要性を教わりました。また、その事業の社会的意義を深く考えた上で構想を練ることもできました。いま振り返ると、社会人としての土台を作っていただけたと思っています。

庄子顧問:社会に対して価値のある仕事をして、会社がいい形で伸びていくことが一番幸せなことだと思っています。私が鹿島で技術部門のリーダーとして働いていた30代のころ、海外視察や研究を重ねたうえで、高速道路で使われるアーチ型の橋梁を考案しました。特許を取得するという選択をしなかった結果、日本全国の高速道路の橋梁にその技術が広く使われるようになり、鹿島の土木部門が発展するとともに、日本のインフラ整備が大変進んだと思っています。

早川:その後、私がオリックスから当社に転職した後も、定期的にお話を伺って交流を持たせていただいてきましたが、庄子さんは一貫して、事業を大事にし、現場、社員を重視することを説いてくださいます。常に判断軸が明確で、その事業が社会にどう貢献するのか、ということを一番に考えていらっしゃいます。
 そうした庄子イズムを自分たちの世代でも継承し、次世代にもつなげていきたいという想いが年々強くなるとともに、当社の進むべき方向性についてもアドバイスをいただけないかと思うようになりました。そして、昨年の秋にそうした想いを打ち明け、正式に今年から顧問にご就任いただけることになりました。

庄子顧問:実は他の会社からも顧問の依頼がありましたが、早川さんの熱い想いを聞いて、ぜひお役に立ちたいと思い、お受けすることになりました。
 ストライダーズは投資会社として様々な事業を展開していますが、いずれの事業においても、これからもっと深く進出すべき領域があると思います。社会貢献の視点を持ちながら、地道なリサーチを進めて事業展開を進めるとともに、ウィズコロナはこれからもずっと続くはずですので、そのような前提でDXも組み合わせながら、事業の在り方を考えてほしいです。

早川:とにかく庄子さんは考え方が常にポジティブで未来志向です。これからの時代、企業経営はもちろん、社員一人一人が仕事を進める中でも「人間としてどうあるべきか、どうなりたいか」ということが問われるかと思います。
 今ちょうど社員と面談をしていただき、当社の事業への理解を深めていただいておりますが、社員もそういう視点で庄子さんから様々なことを学んでいただきたいです。

庄子顧問:ストライダーズは大企業ではないですが、大企業になったらむしろ小企業から学ぶべきことがあると私は考えます。そういう意味で、大企業のほうが当社から学ぶという状態になるよう、社員のサポート、助言をしていきたいです。
 私は顧問としてアドバイスをするにあたっては、必ず自分の経験に根差した回答をするようにしています。そのため、様々な視点で物事を見られるように読書も家族があきれるほどずっとするし、時には全く違う人の考え方に触れるために、例えば絵描きの講演会にも行きます。そのようにして、さまざまな考え方に触れることはとても楽しいことでもあり、皆さんに多様な視点をお伝えするための基盤にもなるかと思っています。

早川:ぜひこれからも当社の事業展開や社員一人一人の悩みなどに対して、アドバイスをいただけますと幸いです。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

庄子顧問:ありがとうございました。